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平塚競輪場では「日本競輪選手権(GI)」が2日に開催2日目を迎えた。7レースS級一次予選を走って1着の武藤龍生に話を聞いた。
吉田有希の先行策から1着を掴んだ武藤。久留米、西武園記念と連続落車で、決して万全な状態とは言えない中での白星だった。
「有希が作戦通りに運んでくれた。(3番手の)内藤秀久さんも気持ちの入った選手だし、自分はできる限りのことをやろうと。落車続きの中での1着、気持ち的に嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。
気になるのは状態面については「久留米で肋骨を2本骨折してダメージは大きい。ずっと違和感があるけど、西武園の時よりも上積みは感じる」と兆しを口にした。
重なるのは平原康多の姿。2年前のダービー(いわき)で大会初優勝。幾度の怪我で万全でなくとも戦い抜き、逆境を言い訳にせず結果で示した。あの時、決勝で吉田拓矢、平原の後ろで3番手を固めたのが武藤だった。武藤には、その偉大な背中を追いながら積んできた経験値がある。
翌年のダービーでは吉田が優勝。その流れを思えば、武藤も――と期待が膨らむ。満身創痍で掴んだ1勝、その価値は小さくない。武藤の精神力が、ここから更に試される。